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基本情報
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| 氏名 | 懸川 友人 |
| 氏名(カナ) | カケガワ トモヒト |
| 氏名(英語) | Kakegawa Tomohito |
| 所属 | 薬学部 医療薬学科 |
| 職名 | 教授 |
| researchmap研究者コード | |
| researchmap機関 |
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枯草菌の胞子形成へのポリアミンの役割を明らかにする目的で、スぺルミジン(SPD)の胞子形成への影響を検討した。対数増殖期及び胞子形成期の細胞にアルギニン脱炭酸酵素(ADC)活性が認められた。ADCの阻害剤である-
difluoromethylarginine (DFMA)を培養開始時に添加すると、菌体内のSPD含量は対照に比べ約1/4に低下し、胞子形成が抑制された。一方T0期にDFMAを添加すると、胞子形成期のSPD含量は低下したが、胞子形成の抑制は認められなかった。DFMAと共にSPDを培養開始時に添加すると胞子形成を促進したが、胞子形成期にSPDを添加しても胞子形成は促進されなかった。以上、対数増殖期に生合成されるSPDが胞子形成に重要な役割を果たすと考えられる。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)