クラスCβ-ラクタマーゼに関して、以下のようなESBLとしての性質やカルバペネムに関連する話題について発表を行った。
長年フリーの酵素及び様々なβ-ラクタム
剤との複合体の X 線結晶構造解析を行なってきた C. freundii GN346 及び E. cloacae P99, GC1 β-ラクタマ
ーゼの立体構造に基づき、クラス A と対比しながら主に 3 つのテーマについて発表する。ひとつは、クラス C
β-ラクタマーゼの X 線結晶構造に基づいた反応機構。二つ目はクラス C β-ラクタマーゼの第 3 世代セフェム
に対する基質特異性拡張化のメカニズム。3つめは現段階でクラス Cβ-ラクタマーゼが関与するカルバペネム剤
耐性は報告されていないが、カルバペネムはなぜクラス Cβ-ラクタマーゼに対して安定なのか、耐性化が予想さ
れるのか否かについて発表を行う予定である。