研究課題番号:24500752(2012~2014年度:468万円)
研究分担者:荒木雅信(大阪体育大学)
ライフセービングとは、水辺の環境における溺水事故を未然に防ぐための活動をいう(深山ら,ライフセービング,歴史と教育,2002)。救助用ボードを用いた救助法はサーフレスキュー(海での救助)に用いられ、溺者に対して迅速に接近できることから大変有用である。しかし、ボード操作の技術指導は、熟練者の経験則を基に行われていることが多く、科学的な検証は十分になされていない。したがって、本研究は、ボードの操作技術の中でパドリング技術(両手で水を漕いでボードの推進力を得る技術)に着目し、ボードパドリングの動作分析を行い、今後の救助活動や技術指導のための知見を得ることを目的とする。