共同研究(深山元良、植松梓、遠藤大哉、荒井宏和、中塚健太郎、荒木雅信)
サーフレスキューの方法のひとつに、ボードを用いた救助法がある。水上でボードの推進力を得るためのパドリング方法には、ニーリングパドル(K-Pad)とストロークパドル(S-Pad)の2種類がある。本研究は、熟練者が40m全力パドリングを行ったときのボード速度(BV)、ストローク頻度(SR)、ストローク長(SL)の変動についてパドリング方法および性差を比較し、今後の技術指導のための知見を得ることを目的とした。その結果、40m全力パドリングにおける最高速度は、K-PadがS-Padに比べて有意に速く、それはSRがより高いことによると考えられた。また、K-PadとS-Padとも、男子の最高速度は女子に比べて有意に速いことが明らかとなった。