本研究では、GPSを利用してライフセービング競技ボード種目レースのタイムモーション分析を行い、ボード種目のパフォーマンスの特徴を明らかにすることを目的とした。GPSおよびビデオ分析の結果、ボード種目レースにおける動作局面の割合(速度)は、スタートおよびフィニッシュ8.2%(17.0km/h)、バニーホップ0.9%(11.9km/h)、ニーパドリング62.2%(8.0km/h)、プローンパドリング18.0%(6.8km/h)、波越え3.3%(8.4km/h)、波乗り3.9%(10.0km/h)、およびその他3.4%(7.0km/h)であった。ライフセービング競技でもGPSを利用してパフォーマンスが可視化できると考えられた。
深山元良、山本真史、荒木雅信