分散を用いたスポーツにおける技術の統計学的分析(4) 体操競技(男子鉄棒)の技の統計的分散について
日本体育学会 第41回大会岡山大学
本研究は、体操競技の鉄棒を、構成上、戦術的に最も有効な技群に対してそれらの出現頻度の高度化、年代的推移、および特徴を統計的に分散、百分率を用いて分析し、体操競技における構成の戦術的定量化を検討した。5つの国際大会の鉄棒・種目別選手権決勝の定量的分析から、連続技を派生させる最も有効な技は、片手車輪であり、つぎにトカチェフであった。また、高得点を挙げるためには、高度な放し技からの連続技が発展すると考えられた。共同研究(片瀬文雄、山内賢、宮平喬、深山元良、斉藤一雄、塔尾武夫)