本研究は、ライフセーバーの救助力および競技力向上のための知見を得ることを目的として、熟練ライフセーバーが 40m 全力パドリングを行ったときのボード速度(BV)、ストローク頻度(SR)、およびストローク長(SL)の変化についてパドリング方法および性差の比較を行った。ニーリングパドルとストロークパドルのBVは25-30m区間で最大となり、K-Padの最大BVはS-Padに比べて有意に速かった。両パドリングともに男子のBVは女子に比べて有意に速かった。また、両パドリングともに、最大BVはSRよりもSLに影響を受けていることが示唆された。
共著(植松梓、遠藤大哉、荒井宏和、中塚健太郎、荒木雅信)
共同研究により本人担当部分抽出不可能