城西国際大学
学長所管(代表)研究費研究奨励金 採択 報告書
本研究報告は、JIUの留学生の満足度に関わる調査についての報告である。また、研究のための予算は、アンケート調査のデータ入力、資料作成のための人的支援を求め、学長所管に申請した。申請者(留学生センター所長)は、留学生委員会の承認を受け、平成30年4月の在学生を対象とした留学生オリエンテーションにおいて留学生のキャンパス生活における満足度調査のために在学生180名を対象に実施した(資料1)。アンケートは5件法(5点の「大変満足している」から1点の「大変不満である」まで)にて行った。調査内容は、「日本語メンターなど学習支援」、「日本人学生との交流」、「相談できる教員がいる」、「相談できる日本人がいる」、「アルバイト先」、「奨学金制度の情報」、「地域との交流イベント」、「信頼できる日本人の友人がいる」、「相談できる職員がいる」、「学生生活」、「資格試験の情報」、「日本文化に触れる機会」、「日本人との交流」、「信頼できる留学生の友人がいる」、「相談できる先輩がいる」、「住む場所・環境」、「就職関係の情報」の17項目についてである。4月の留学生オリエンテーションにて実施した調査は、個人情報の保護に留意し、無記名で実施した。そして、紀尾井町キャンパスと東金キャンパスの留学生を全体、学部別(国際人文学部国際文化学科、国際人文学部国際交流学科、メディア学部、環境社会学部、福祉総合学部、経営情報学部)、留学生の種類別(共同プログラム、一般入試、交換留学)に分析を行った(詳細は、報告書の資料2を参照のこと)。全体で見ると、3.5の数値を下回る項目は、「日本人学生との交流」、「相談できる日本人がいる」、「信頼できる日本人の友人」、「アルバイト先」、「奨学金制度の情報」、「就職関係の情報」であり、日本人との交流関係と奨学金や就職関係の情報が少ないということがわかった。従って、平成30年度の留学生センター及び留学生委員会の目標を「日本人との交流の場の提供」と「就職支援」と定め、留学生センターにおける改善策を提案した。