ディスコース•マーカー‘なんか’の発達 —意味の漂白化—
本研究では、「なんか」が単なる前置き表現ではなく、本来の副詞的用法の意味が漂白化したことにより、前置き表現として機能していることを事例から分析した。そして、「なんか」には元来の機能が埋め込まれているとし、それを「意味核」と名付け、意義素とは異なる視点から考察を加えた。pp.39-51
『昭和女子大学大学院言語教育•コミュニケーション研究』第一集 昭和女子大学大学院[査読有]