平成24年度東京医療保健大学大学院公開講座
手指衛生遵守のためには「具体的にどう教育すれば効果的か?」について,Cherryらのsystematic reviewに用いられた文献をもとにして,文献的考察を行った。用いられた27文献は,具体的な教育についての記述が少ないために,効果的な“教育内容”そのものは曖昧である。「教育が手指衛生遵守向上には効果的である」とするならば,どのような教育方法,内容,戦略が効果的で,実際に臨床で使えるのか,教育そのものを具体的に検討する必要があるだろう。