高齢者の難聴自覚と受診との関連―客観的指標と主観的指標の比較から
日本心理学会第77回大会
地域在住高齢者に対し,客観的指標と主観的評価で難聴の程度について測定し,受診との関連について検討した.その結果,難聴を自覚し始めていても,静かなところで1対1でといった「よい環境下」の聞こえに問題を感じていない限りは,それほど深刻なことと受け取らず,それらの聞こえが悪化することにより,受診動機が高まると考えられる.