坐位姿勢における背もたれ角度と臀部の体圧分布の関係
医療福祉施設において,褥瘡などの二次的な障害を予防するために,リクライニング式車椅子で,一日の大半を過ごしていることが問題となっている。本研究は,坐位姿勢時の背もたれ角度と臀部の体圧の関係を明らかにすることである。結果,膝屈曲坐位のように下腿下垂位の坐位姿勢は,背もたれ角度を下降させても,褥瘡の危険性も兼ね備えられていることが示唆された。阿部清子,諸角一紀,烏野大,藤原孝之,阿部康次担当部分:研究計画と解析および全頁の執筆
『生体応用計測』第1号23-25,2010