乳児自発運動発達の特性
乳児の自発運動発達の特性について,3軸加速度計を用いて検討した.対象は満期産児7例.自発運動は生後1~5ヵ月の間に計5回測定し,非線形解析を行った.結果,生後2~3ヵ月頃の一時的な自由度の縮小は,自由度の解放に向けたパターン化であり,その後再度の自由度の開放は,能動的な随意運動の獲得を意味するものと考えられた.著者:儀間裕貴, 大城昌平, 烏野大, 藤原孝之, 阿部康次担当部分:研究計画およびデータ解析
『脳と発達』第43巻1号19-23,2011