軟部組織の粘弾性調整を目的とした寒冷療法と温熱療法の実践方法と臨床効果
生体組織の物理的特徴である粘弾性(粘性要素と弾性要素)を示し、その研究方法について概説した。筋は軟部組織の粘弾性に影響を与える重要な組織であり、その筋活動を制御するのは外側運動制御系と内側運動制御系である。寒冷療法と温熱療法は,軟部組織の粘弾性に与える直接的または間接的に影響と,寒冷・温熱の治療方法への活用方法を提示した。
『理学療法』第29巻9号1002-1011,2012