早期リハビリテーションにおけるエビデンスが確立している中、リハビリテーションの対象者は複雑多様化そして重症化してきていると言える。このような現状とは裏腹に極めて少ない実習経験とともに毎年数千人もの理学療法士が誕生しており、学校教育と臨床現場との乖離がますます生じてきていると言える。本講習会では、臨床での教育体制(卒後教育)が不十分な組織へ就職したセラピストを中心に、基本的な中枢神経疾患に対する評価と座位、立位、歩行といった一連のアプローチの習得を目的に、講義と実技(実際の症例をとおして評価~治療)を併用しながら行う実践的講習会である。