社会貢献活動[R]

基本情報

氏名 谷内 幸喜
氏名(カナ) タニウチ コウキ
氏名(英語) Kouki Taniuchi
所属 福祉総合学部 理学療法学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル

片麻痺症状を呈している中枢神経麻痺に対する歩行アプローチ ―理学療法士がしなければならない運動療法― 

役割

主催者・発行元

 

イベント・番組・新聞雑誌名

 

年月日(From)

2020/03/15

年月日(To)

 

場所・掲載箇所

 

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種別

 

概要

「脳卒中片麻痺」我々が良く耳にする言葉ではあるが、運動麻痺という観点に絞って言うならば、「脳卒中後遺症による主に片側半身に対し随意運動障害を呈している症状」というのが、正確な言い方であり、片麻痺の「麻痺」は一般的見解として錐体路障害による随意運動障害のことを指していることは言うまでもない。しかも、麻痺側と反対側が健常かといえば、そうではなく健側と言われなくなってかれこれの年月が経ち「非麻痺側」といった表現が一般化している。つまり、麻痺側ではないが健常側ではないといった表現である。私はこの論議を進めるつもりはないが、そもそも「立つ」「歩く」といった我々の日常の活動が、随意運動で行われていないことは明白であるにもかかわらず、随意運動能力を指標としていることに、疑問を感じる。
 今や言うまでもなく、脳卒中リハビリテーション治療効果におけるエビデンスの集積は日々行われており、脳卒中治療ガイドラインの改訂・追補がそのことを物語っている。回復期リハビリテーションでも、FIMといったADL指標の下、年々在宅復帰率も向上しており、回復期リハビリテーション分野もリハビリテーション医療の中で明確な位置づけを確立している感があるが、一人の理学療法士として臨床現場の詳細に目を当てた時、【自立】と【見守り】との壁にぶち当たる。いわゆる「FIM5」の壁である。私は、自らが講師をつとめる理学療法士講習会の中で、【「FIM5」の壁 突破できず症候群】という表現をしている。【自立】と【見守り】は雲泥の差であり、室内歩行レベルである15m歩行が可能な場合の採点基準で言えば、FIM5は15m〜49mは【自立】して歩行が可能なレベルであり、15m〜49mの歩行において【見守り】レベルに終わる人の中には、発症前に機能していた「中枢神経機能」に対し、理学療法士がアプローチできていないことが原因ではないかと考えている。中枢神経麻痺に対する歩行アプローチにおいて、『絶対に逃してはならないものを逃していた』ものを説明講義

対象

 

主要業績フラグ