次世代を担う子どもたちに求められる能力とは何かをベースに、十全にアクセスできる環境をつくるためには、他者との対話の繰り返しが“聴き合う関係”をもたらすことを考察した。この“聴き合う関係”は “対話的な共同体”の構築につながること。その視座として①学問的傾向の強い「学校効果」研究と②学校改善的傾向の強い「効果のある学校」研究を挙げることができる。とりわけ、「効果のある学校」での規範的概念として「その学校に通う全ての子どもたちをエンパワーする学校の取組ウィルビーイングの視点から考えた。そして、学力に代わる新たな指標としてウィルビーイング(Well Being)がなり得ることを提案した。