世紀転換期アメリカにおける大西洋主義者の挑戦
三島 武之介
学長主催JIU交流ポスターセッション
城西国際大学学長
城西国際大学東金キャンパス
本研究は、アメリカが地域大国から世界大国に転じ始める世紀転換期を舞台に、米英提携による「文明の進歩」の継続を訴えた三種の大西洋主義者が交わした国際公共財や勢力圏に関する議論を比較検討し、イギリスの外交論がアメリカの外交論に与えた影響を跡付ける。これにより、20世紀アメリカが19世紀イギリスから国際公共財の供給主体としての地位を継承した思想的背景を明らかにする。