大国化するアメリカの覇権と統合の追求――1906年の「ルート・ドクトリン」を問い直す
三島 武之介
ルート(Elihu Root)は、20世紀への転換期に列強の一角を占めるに至ったアメリカが、19世紀以来のグローバル化のなかで米州秩序と欧州秩序の相互連関を認識し、世界秩序の形成主体としての役割を自覚しつつあったことを象徴する人物である。
城西国際大学紀要
城西国際大学
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