海外日本語教育における『テープ通信』の可能性
香港城市大学商業・管理学・国際貿易専攻の学生はビジネス日本語を学んでいるが、学習者を取り巻く言語環境は質的にも量的にも十分ではない。そこで、これら言語環境の不足を補うために「テープ通信」を実施している。本稿では、この活動を紹介した後、「テープ通信」が学習者の言語習得の面でどのような効果を発揮し、実施上どういった問題点があるのかをアンケートにより分析・考察した。
日本語教育
日本語教育学会
第99号