細胞外ヒストンH1はT細胞受容体シグナル伝達を増幅する
第39回 日本分子生物学会年会 神奈川県横浜市 パシフィコ横浜
細胞外ヒストンH1がT細胞の活性化に与える影響を調査した。細胞外ヒストンH1はERKおよびNFAT経路を活性化することでT細胞受容体(TCR)シグナル伝達を増幅し、T細胞の活性化を促進した。このような細胞外ヒストンH1の作用はサブオプティマルなTCR刺激下で顕著であり、ヒストンタンパク質の中ではヒストンH1が最も強かった。