学習者が場面把握できる日本語教育を目指して−社会とつながるためにできること:『テイル』の観点から−
『日本語教育方法研究会』福島大学於
本研究の目的は、ある言語形式を学習者自身が適切な場面で使用できるようになる方法を継続動詞の「テイル」の分析から探った。本調査では、日本語母語話者から継続動詞の「テイル」の使用実態調査を実施し、談話の中でどのように「テイル」が使用されているのか機能の面から検討した。本発表では、使用実態調査と教科書分析のもと、どのように日本語教育に応用すべきか、「テイル」の教室活動を具体例で示し、学習者が社会とつながるための示唆を述べた。